スミの実家旅行記 その3
ところで皆様、「繊維壁」という壁の種類をご存知だろうか。
・・・もしかしたら、若い人とか都会育ちの方は知らないんじゃなかろうか(汗)
実家の壁という壁が全部これなのである。
うちは築40年はたっているので、当時の流行の最先端であったとは思うんだけど(笑)
つまり、ちょっと袖でも触れようもんなら、ボロボロとキラキラした紙の粉がはがれて洋服が汚れるのだ。
実は、スミを連れて帰るのに、心配した一つがこの壁だった。
4日目くらいまでは、スミもまあまあおとなしかったので特に被害はなかったのだが。
(ちなみに、おもちゃのネズミに反応して普通に遊ぶようになったのが3日目くらい。
それまでは、おもちゃをいくら目の前に出しても、ちらっと見るだけで殆ど反応しなかった)
5~7日目は・・暴れん坊スミに大変身。
たんすやらなにやら、上がれるところ全てに上り、挙句の果てに欄間にも上り・・
その欄間も繊維壁でできているわけで・・
今は私と妹の部屋ではあるのだけど、もともとは違っていたので
私が生まれる前からある母の洋服ダンスとかも置いてあったりして
欄間含め壁には色々額に掛かった絵も飾ってあって・・(それも祖父母の代からの)
正直、そんなところ、しばらく掃除してなかったのだが(^^;)
スミにしたら楽しくてしょうがないわけだ。
まぁ上から埃がふってくるわふってくるわ(笑)
スミは繊維壁のキラキラと綿埃まみれになるわで、一家全員で正月から大掃除、
いやもう本当に大変だった。
私は私で、
こんなに家の中をしっちゃかめっちゃかに汚してしまって
申し訳ない気持ちでいっぱいで、また軽く凹んでしまったんだけど
母は「今まで猫かぶってたんやなぁ~。猫ってほんとうに猫かぶるんやなぁ~」と
スミの暴れっぷりに大爆笑していたりなんかして
母の明るさにここでもまた救われたのだった。

箪笥に登ってさらに欄間を見上げているスミ。
・・汚い箪笥ですけど(笑)
もう何十年分の土産物やら人形やらが入っていて
本当に汚いので公開するのに悩んだんですが
田舎の古いうちなんです、こういうタンス、あるでしょ?あるよね?あるんです(笑)
まあとにかく、5日目で、2階の部屋には完全に慣れた。
ただ、最後まで1階には全く降りることができなかった。
階段を途中まで降りてはみるんだけど、怖くて途中で2階に戻ってしまう。
一度だけ抱っこして下の部屋に連れてきたら、パニクって走り回ったので
あわてて2階に戻したっけ。
それから、もともとビビリ猫なこともあって、父母は殆ど触ることができず
これは両親は非常に残念がっていた。
すぐそばまできて、鼻で臭いをくんくん嗅いだりはするんだけど
触ろうとすると逃げるのだ・・
母はさびしいながらも「猫だからしゃあないわー」と言っていたけれど、
あと1週間あったら、1階にも両親にも慣れたんじゃないかなぁ?と思う。(そんな感触)
帰りは、思い切って鈍行で帰宅。
殆ど鳴かず、膝の上に置いたキャリーバッグの中で2時間近くおとなしく寝てました。
スミは、電車は大丈夫みたいです。
1週間帰省してみて、5日以下の帰省なら連れていかないほうがいいかな、というのが結論。
やっぱりスミを連れて帰るなら、1週間欲しいですね。
来年も1週間休みがとれればいいなぁ。
3回にわたってお送りしてきた実家旅行記もこれでおしまいです。
だらだらと長い文章をここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
1人暮らしで、帰省の際、猫をどうしよう・・なんて悩んでいる方に
少しでも参考になれば幸いです。
ところでこんな築40年の我が家も、この春改築に入る予定。
来年帰省するときには、今まで育ってきた家が変わっているわけで
ちょっと寂しいなぁ・・なんて思ったりしている今日この頃です。





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